新年あけましておめでとうございます。

新春を迎え、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今年はいよいよ中国の北京にて第29回目のオリンピックが開催されます。各競技種目で、出場権獲得のニュースを耳にする機会も増え、どのような熱戦が繰り広げられるのか8月が待ち遠しいですね。

このオリンピック競技大会はその前身となったオリンピア祭典競技いわゆる「古代オリンピック」に因んで、「近代オリンピック」とも称されます。その第1回大会は1896年ギリシアのアテネで開催されました。参加したのは欧米先進国の14ヶ国、選手は男子のみで280人。実施された競技は、陸上、水泳、体操、レスリング、フェンシング、射撃、自転車、テニスの8競技43種目で、なかでも陸上競技は観衆に大人気だったそうです。第1回から112年の歳月が流れ、北京オリンピックでは28競技302種目が行われる予定です。大会参加国も回を重ねるごとに増え、世界五大陸(ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニア)とその相互の結合・連帯を意味する五色の輪にふさわしい権威ある大会となっています。

さて、五輪大会といえば、昨年静岡県にて「2007ユニバーサル技能五輪国際大会」 が開かれました。世界各地で予選会を勝ち抜いた若者たちが溶接や洋菓子製造、グラフィックデザインなど40種類におよぶ技能を競う「第39回技能五輪国際大会」と、障害を持つ人々が約30種類の技能を競う「第7回国際アビリンピック」が同時開催されたもので、職業訓練に対する意識を高め、技能の向上を図るとともに、各国間の交流を深める格好の場となりました。日本はこの大会で数多くの賞を受賞し、内外に日本のものづくり力を大いにアピールすることができました。

皆さんもご存知のとおり、今、世界は地球温暖化に代表されるさまざまな環境問題を抱えています。限りある資源を有効活用し、平和で豊かな未来を実現するためには、世界各国が協力し合い、技術力を向上させていくことが必要不可欠であるといえます。とりわけ皆さんのような若い世代の方々が国の枠を飛び越えるような広い視野を持ち、柔軟な想像力を身につけることはとても重要なことです。

少年少女発明クラブ員の皆様にはクラブでの活動を通して、これまで培ってきた創造力を更に伸ばし、我が国ひいては世界の未来を逞しく支えていって頂きたいと願っております。

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