地域アイデア創作教室とは?

地域アイデア創作教室では、子どもたちがグループで地域社会の実課題に取り組み、解決策としてのアイデア創作を行い、地域社会へ発表・提案します。発明クラブでの取り組み例をご紹介します。

7月31日と8月1日の活動
(1)課題を知る <三豊市役所と詫間港木材輸入調整協議会から頼まれた課題>

課題(1)
三豊市では洞爺湖サミットでも用いられた、大変おいしく高級なフルーツであるブドウとモモ、他にも特産のボイセンベリーなど、多くのフルーツが作られていますが、これらを全国的にもっともっと有名にする方法を考えてほしい!
課題(2)
日本茶が飲まれなくなっているなか、どうしたらみんなにおいしい『高瀬のお茶』を飲んでもらえるようになるか考えてほしい!
課題(3)
輸入木材が減って詫間港の貯木場が役目を終えようとしているので、天然の良港である詫間港の未来を描けるアイデアを考えてほしい!

(2)解決策を考える

  • 3つの課題についての解決策を1人1人が考えて、“子ども特許庁”に登録しました。
  • 子ども特許庁に登録されたアイデアをもとに以下の3グループに分かれ、企画を考えました。

課題(1)担当:フルーツポリスチーム「新しいメニューと広告用グッズをつくりたい」

課題(2)担当:どくだみ茶チーム 「新しいお土産や商品をつくりたい」

課題(3)担当:発明SIXチーム 「貯木場の跡地に夢の竜宮城をつくりたい」

9月5日の活動
(3)解決策を形にする

課題(1)担当:フルーツポリスチーム「新しいメニューと広告用グッズをつくりたい」

広報用のキャラクター人形“ポいちくん”を考え、ポいちくんが指揮するフルーツ合唱団を作りました。更に、うらしま太郎の音楽に合わせた三豊のフルーツのおいしさをPRする替え歌も作りました。


キャラクターや新メニューを
作っていました

フルーツ合唱団

発表リハーサル

課題(2)担当:どくだみ茶チーム「新しいお土産や商品をつくりたい」

ふたを開けると若返る“茶待手箱(ちゃまてばこ)”を作り、箱の中にはお茶の効能たっぷりの“うらしま茶郎入浴剤”かわいいパッケージ入りのお茶パックなどの新商品を入れました。

また、広報用のキャラクター“うらしま茶郎”の人形の制作や、お茶を入れた温泉宿の提案、お茶温泉のお風呂掃除ロボットなどビックリするアイデアが出ていました。


茶待手箱をみんなで
作っていました

キャラクター
「うらしま茶郎」

発表リハーサル

課題(3)担当:発明SIXチーム「貯木場の跡地に夢の竜宮城をつくりたい」

詫間の海に「21世紀の夢の竜宮城」を作ろうと考えていました。

海底トンネルの迷路やレストランのある海底公園、移動式の海上球場、また山にはキャンプ場を作り、これら施設の電気は風力発電で賄うように工夫されています。

アイデア発表用に、陸上・海上・海中を表現する壮大なジオラマを作っていました。


ジオラマをみんなで
作っていました

海上球場

発表リハーサル


(4)解決策を社会に伝える

●9月19日から21日の3日間開催される地元の観光イベント「仁尾八朔(におはっさく)人形まつり」に作品やアイデアを展示し、多くの地元の方や観光客の方にアピールしました。

●観光イベントの最終日である9月21日に、大勢の観光客が集まるイベント会場で、自分たちの考えたアイデアを発表しました。

フルーツポリス
の発表

どくだみ茶の発表

発明SIXの発表

大人から評価を得る

●この地域アイデア創作教室の取り組みを、最初から応援してくださった三豊市役所の白川政策部長より、感謝状が1人1人に手渡されました。

●クラブ員たちは、市長さんからの感謝状にびっくりして、またやりたいと言って大変喜んでいました。

感謝状の贈呈

感謝状を持って
記念写真

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