発明クラブ活動状況 - 第74回全日本学生児童発明くふう展 開催レポート
平成28年3月23日から27日までの5日間、東京・北の丸公園の科学技術館1Fイベントホールにおいて開催した「第74回全日本学生児童発明くふう展」。会期中の模様をレポートいたします。(OJ)
会場内は、恩賜発明賞以下発明くふう作品の展示、協賛企業・発明クラブなどによる「発明教室」、ホンモノニセモノ(模倣品)、卓上電子顕微鏡の特別展示、サイエンス演芸師「善ちゃん」のサイエンスショー&サイエンス教室を行いました。
まずは入口から。今年は看板をゲートにしてみました。

初日は午前中に表彰式を行い、午後からの開場です。
今年の会場カラーはピンク。カーテンを開放したこともあって、昨年より明るい雰囲気となりました。

(アンケートから)
◇毎年来させていただいております。今年は展示の仕方が明るくなり雰囲気が良くなったと思いました。また来年も子どもと楽しみにしております
発明くふう作品の展示は今年も一番人気!
たくさんの方々に、全国から集まった優秀作品を楽しんでいただきました。

前半の23日、24日はまだ春休みに入っていない地域もあり、来場者も普通でしたが、週末となると、皇居乾通りの一般公開も影響したのか朝から大混雑。

説明のスタッフが足りなくなってしまう時間帯も。対応できなかったお客様、申し訳ありませんでした。
(アンケートから)
◇自分の作品以外にも実際に見てさわれたところが楽しかった。また、自分の作品を他の子が触って遊んでくれていたので嬉しかった。
◇スタッフが配置され首をかしげていると説明に寄ってきて下さり、とても有難かったです。ありがとうございました。良い休日になりました。
◇初参加でしたがとても楽しく、子どもが興味を持つようにできていてとても良かったです。ありがとうございました
それではここからはそれぞれの模様
3月23日(水)〜27日(日)
(特別展示) 知っているものの知らない世界!電子顕微鏡で見よう!
(協力)株式会社日立ハイテクノロジーズ
電子顕微鏡で見るミクロの世界。蚊やダンゴムシはどんな顔?

(アンケートから)
このコーナーは、知らない世界を知る入口になっていると思います。
3月23日(水)〜27日(日)
(特別展示) ホンモノ ニセモノ 君はわかるかな?
(協力)国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)

(アンケートから)
どれも同じように見えるけど、よく見ると違うということがわかり、クイズみたいに楽しめました。
3月23日(水)
サイエンス演芸師 善ちゃんのサイエンスショー
毎度おなじみ善ちゃんのサイエンスショー。
約1時間のステージパフォーマンスには、200人以上のお客さんが大興奮・大爆笑。

3月23日(水)〜27日(日)
善ちゃんのサイエンス教室
小さな子から保護者まで一緒になって楽しめる簡単な、でも科学的な工作を多数用意。
二日続きで訪れる方もいらっしゃるなど大人気の教室でした。

(アンケートから)
子どもの興味をひくようなワークショップでした。少し手伝いが必要な3歳児でも積極的に参加したがり、自分で作る事に満足していたようです。
そしてここからは、協賛企業様や発明クラブの先生方による毎日違う内容の発明教室です。
3月23日(水)
見える光・見えない光 光りの三原色LEDを作ろう!!
三菱電機株式会社 人材開発センターの皆さん
光りと色のしくみを分かりやすく学んでから、丁寧な指導でLEDの工作を行いました。

(アンケートから)
光りの性質、光の利用方法など、「光」についての解説が適切で分かりやすかったです。りんごの見え方の実験が一番面白かった。
3月24日(木)
知ってみよう!作ってみよう万年筆
株式会社パイロットコーポレーション 石黒誠一先生 谷平徹治先生
キットを使っての万年筆作り。細かい部品を組み立てて、構造や仕組みを学びました。

(アンケートから)
万年筆を知らない子供が、万年筆というものを知り、またどういうしくみで作られているのかが大変分かりやすく体験できました。
3月25日(金)
手作りモータを作ろう!
さいたま市少年少女発明クラブの先生方
磁石と電池の組合せで作る手作りモータ。エナメル線でのコイルを作りにも挑戦しました。

(アンケートから)
電流や磁石などのことに興味を持つきっかけになったかと思います。また、細かい作業をして、目で見て手を使っていろいろ体験できて良かった。
3月26日(土)
おもしろカー「クロール・バギートラックスペシャル」
台東区少年少女発明クラブの先生方
クロールするように進むバギートラック。今年はバックもできるスペシャル版。

(アンケートから)
ボンドのぬり方のコツを教えていただきました。
学校では作れない電気を使った工作を経験できてとても良かったです。
3月27日(日)
本づくりのひみつ 〜“リングとじ”の発明ノートを作ってみよう!〜
大日本印刷株式会社の皆さん
本はどうやってできるのか、印刷会社の工夫を学び、一冊のノートを作りました。

(アンケートから)
効率よく製本するためのコツ、手順を実際にやってみることでよく理解できたと思う。
いかがでしたでしょうか。お陰様で来場者数もこれまでの記録更新。4,000人以上の方に発明くふうや様々な体験を楽しんでいただきました。
アンケートでは、「ありがとう」「たのしかった」とのお言葉も多数いただき、我々スタッフも一年間の苦労が吹っ飛びました。そしてこれからまた苦しい一年が・・・。
この発明くふう展、開催は毎年3月の最終週末を含む5日間を予定していますので、来年もぜひお越しください!