平成20年度全国発明表彰にて、内閣総理大臣発明賞を受賞された株式会社東芝様より、《音声合成の原理》に関して説明いただきました! 音声合成は、入力された文章をコンピューターで音声に変換(へんかん)する技術です。どんな文章でも人間の声で読み上げることができます。 音声合成のしくみ入力された文章を、「読み生成」、「抑揚(よくよう)生成」、「波形生成」の3段階の処理で音声に変換します。 どんなところを工夫しているの?音声は、空気の波が耳に伝わって聞こえます。音声の波の形(波形)をコンピューターで作り、それを電気の信号にしてスピーカーを鳴らすと声が聞こえます。ひらがな1文字単位など、短い単位であらかじめ録音しておいた音声の波形(音声素片)を、話したい言葉に従って選んでつなげると、音声の波形ができます。ただし、つなげただけでは声の高さがバラバラで不自然なので、自然な抑揚になるように、声の高さや音の長さを変えてからつなげます。人間の声に近い音声を作るために、どんな言葉でもきれいに話せるような音声素片の作り方や、音質を落とさずに声の高さだけを変える方法、音色が自然に変化するような音声素片のつなげ方などが工夫されています。 どんなことに使われているの?音声合成は、ホームページや電子メール、本などを読み上げさせて、目の不自由な方などが、内容を知るのに利用されています。また、カーナビゲーションでは、全国の交差点の名前など、とてもたくさんの言葉を音声で案内するため、あらかじめ録音しておくのが大変なので、音声合成が利用されています。そのほかにも、電話機や電子辞書、ゲームソフトなど、いろいろなところで使われていて、利用が広がっています。将来は、CG(コンピューターグラフィックス)のキャラクターが音声合成でセリフをしゃべるアニメーション映画ができるかもしれません。 |
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頭のリフレッシュにみんなでやってみよう! まちがいさがし上下に並んだ2つのイラスト。よく見るとちがうところが8箇所あるよ。 探してみよう! |
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