新松戸未来館(松戸少年少女発明会館)

地域アイデア創作教室では、子供たちがグループで地域社会の実課題に取り組み、解決策としてのアイデア創作を行い、地域社会へ発表・提案します。発明クラブでの取り組み例をご紹介します。

三島特産の“メークイン”を使った「みしまコロッケ」を地域ブランドとして有名にして全国に広めようと、発明クラブ員だけの会社を作りました。新しい商品メニューや広報グッズ、キャラクターなどを考え、粘土を使って試作品を作ったり、企画書を作ったりして、みしまコロッケの会、商工会議所、市役所の方々に提案しました。 みしまコロッケの会の会長さんは、「良いアイデアが多いので実現に向け検討したい」と今後の取り組みにも意欲的です。


「みしまコロッケの会」事務局である市役所の方が、みしまコロッケの由来や特徴を説明して「もっと有名にしたい」と町の悩みを話しました。

企画発表タイム


アイデア商品コンテストで1位になった「団子コロッケ」です


しゃべるマスコットキャラクター人形です


おまけ (株)おかあさん
保護者と指導員の会社です。大人らしく無難(?)な新メニューを考えてくれました。

ガールズキッズ食品
女の子だけの会社です。コロッケの新メニューとPR方法をたくさん考えてくれました。

コロッケブランド(有)
コロッケの新メニューと東京でのPR方法を考えてくれました。

4人〜6人に分かれて会社をつくり、社長・開発部長・広報部長など役割分担しました。色々なアイデアを考え、試作品を作っていきます。

文隆コロッケ(株)
コロッケの新メニューやコロッケキャラクター人形を考えてくれました。

三島ブランドフーズ
中学生の会社です。初めはコロッケの新メニューを考えていましたが、提案発表時には広報用キャラクターやお土産キャラクターグッズを発表してくれました。

発明クラブ員たちは3つの課題を4日間で取り組みます。クラブ員たちは三豊市役所の方から「洞爺湖サミットでも使われた高級な桃やブドウなどのフルーツや、三豊市の特産品であるお茶の知名度をアップさせるためのアイデアを考えてほしい!」と相談を受けました。また、地元の社長さんからは、「現在、使われなくなった貯木場(輸入した木を海などでたくわえておく場所)の跡地の有効利用案を考えてほしい!」と頼まれました。 子どもたちはグループを作り、新しいフルーツのレシピ、お茶の新商品やブランド名、広報グッズなどを考えています。また、貯木場の跡地と海を利用した海中公園などのアイデアを考え中です。9月5日には、試作品や企画書などを完成させ、9月21日のイベントに出店して市長さんや地域の人々に発表する予定です。


市役所の人や貯木場の社長から三豊の課題を聞いています。

子ども特許庁に登録されたアイデアをもとに
3グループに分かれ、企画を考えました

貯木場の活用
アイデア
お茶の
アイデア
フルーツの
アイデア

3つの課題について、アイデアを考えて子ども特許庁に登録しています。1人で何個もアイデアを登録する子どもがいました。さすが発明クラブ員ですね!

海中公園のジオラマ模型を作っています。

お茶のブランド名を考えました。三豊は浦島太郎の里にちなんで、「うらしま茶郎」!!

フルーツの新しいメニューを開発しています。

富岡製糸場は、日本が昔、絹糸の輸出に力を入れていた頃、日本有数の規模と技術を誇っていました。現在も、当時使われた建物や機械がきれいに保存されています。クラブ員たちは、富岡製糸場を地域の宝として、また世界遺産として残すために、ピーアールする方法を2日間にわたって考えました。今回設立した3つの会社では、まゆ玉を使ったお土産品のアイデアなどを考え、11月22日に開催の地元の産業祭で出店し地域の人々に発表予定です。

TSJ社のアイデアです。
PR方法やまゆ玉を使ったお土産グッズを考えていました。写真は起き上がりこぼしです。
MDO社のアイデアです。
まゆ玉をモチーフにしたお土産お菓子を考えていました。実際に試作してみたいと意気込んでいました。
ASカンパニーのアイデアです。
まゆ玉を使ったお土産グッズ考えていました。人気投票では、一番を獲得した開発力のある会社です!

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